ヘッドスパが評判の美容室、プリマヴェーラ神楽坂です。
今回のコラムは「ヘアカラーで髪は傷むからやらないほうがいい?」という疑問にお答えします。
まずは答えから
先に答えを言ってしまいますが、ダメージをまったく0にしてヘアカラー施術をすることは不可能なので、大小さまざまにしろ髪は傷みます。特にまだ一度もヘアカラーをしていない髪であるならなおさらです。
生えてきて薬剤による「ケミカルダメージ」を受けていない髪を「100」とするならば(厳密にはドライヤーやシャンプー、紫外線や濡れたままでの放置などでもダメージは受けます)、ヘアカラーをすることによって「100」の状態から減ることはあっても増えることはありません。
では、ヘアカラーをすることはマイナスにしかならないのでしょうか?
もうすでにヘアカラーをしたことのある髪の場合はどうか
生えたままの髪をヘアカラーした場合はマイナスにしかならないですが、もうすでにヘアカラーをしたことのある髪の場合はどうでしょうか?
前回のヘアカラーにより、染めた部分はダメージを受けています。髪は「死活細胞」のため、皮膚のように回復することはありません。一度染めた部分は何もしなければそのままですし、染めた色も抜け落ちツヤなども失われてきます。
ヘアカラーの際に髪に一番負担がかかるのは「脱色」、髪を明るくする行為です。脱色の必要がない、つまり明るくせず色味を入れるならば最小限のダメージ(それでも0ではない)で施術することもできます。
近年のヘアカラー剤には、脱色を必要としない方向けの発色をメインにしたカラー剤も多く開発されています。それらの薬剤を使い、今の髪の状態やお客様のご希望を伺って、できる限り最小限のダメージで希望の仕上がりを提案するようにしています。
ダメージを修復し、髪を元の状態に戻すことはできません。しかし、現状からできるだけダメージを進行させないようにはできます。仕上がりのツヤは当然のことながら復活するので、見た目も美しい髪にすることもできます。
市販のカラー剤がリスクが高い理由
自分で市販のカラー剤を使用して染めることにリスクが高い理由はここにあります。まだ一度も染めたことのない髪に使用することにはさほど問題はありません。問題なのは、「すでに染まっている部分」に市販のヘアカラー剤を使用することです。市販のカラー剤には、「初めて染める人用」とか「すでに染めたことのある人用」などの種類は存在しません。ある意味どんな状態の髪に使用するにも1種類しかないのです。これではすでに染めたことのある「ダメージを受けた状態」の髪にとっては相当の負担になります。
市販のカラー剤を使用し続けることで、髪がボロボロになってしまうのはこれが原因です。
ヘアカラー剤を知り、髪を知ること
もし髪にダメージを受けないようにするなら、それは何もしないことです。パーマにしてもヘアカラーにしても、化学的な薬剤を使用する以上は、髪のダメージを避けることはできません。しかし、髪のことを知り、そして薬剤のことを知ることで、その受けるダメージを最小限に抑えることはできます。
わたしたちヘアデザイナーは日々そのことを研究し学んでいます。なぜならそれが美容師としての価値であり、美容室で施術をすることの価値だからです。
ヘアカラーをし続けることは決してマイナスなことばかりではありません。できるだけ髪に負担をかけずキレイにする方法はあります。
見た目を美しくするには、ヘアカラーをすることも大切なこと。ぜひわたしたちに相談してください。
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